電動車いすメーカーである株式会社今仙技術研究所の、座位転換機能付きの新型軽量車いす【Light6】の先行開発において、製品デザインおよびプロトタイプ機のデザインマネジメントを担当いたしました。
このプロトタイプ機は2018年の国際福祉機器展(HCR)へ出展されました。日本の住環境や職場環境空間で使い勝手が良さと身体への負担を低減すること図り、ユーザーの暮らしの中で自分自身でできることを増やすという視点で先行開発がスタートしたプロジェクトです。6輪駐輪駆動タイプの電動車いすは、小回り性能やより自然な転回フィーリングを特徴にもちますが、車体サイズが大きく重量も150kg近いものも珍しくない海外製品が多くを占めています。
本プロジェクトでは、6輪型にティルト&リクライニングの座位転換機構を組込みつつ重量を50kgに抑えた、超軽量仕様の電動車いすとすることで独自性を出しています。2018年のHCR会場では国内外の多くの来場者より良好な評価を得ました。このプロジェクトはその後、福祉施設など様々な現場でのプロトタイプ機の試用・評価と、そこからのフィードバックを織り込み2020年に量産型の【Light6】として発売されました。
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