BLOG ドリームにこそバリューがある

最近の仕事など近況(のようなもの)

小波のように忙しさが続き、ブログにあれも書こう、これも書こうとメモは作りつつも手が出ていません。

近況報告、あるいは自分用のメモも兼ねて、最近の仕事の様子などをいくつか書き留めて置きます。(契約上公開できるもののみですが)

 

1月
– 東京オートサロン取材・執筆 –

2013年の東京モーターショーの際、ITメディアのMONOistにおいて記事の執筆をさせていただきました。その時に、ダイハツの市販前提のコンセプトカーである『KOPEN』に感じた新しいものづくりの可能性について書いたことをきっかけに、1月の東京オートサロンでは、チーフデザイナーへのインタビュー取材と記事執筆をいたしました。チーフデザイナーがかつての同僚であったことからも、話しが聞きやすかろうと、ITメディアさんからはお声がけいただいたこともあるでしょう。ワタシ自身の関心テーマである「もの作りにおける余白」とも関わりを感じることもあり、KOPENの市販までウォッチしていく連続での執筆となりそうです。

 ◆「KOPEN」はモノづくりの新しい仕組みのアイコンとなるのか(前編)

 ◆「KOPEN」はモノづくりの新しい仕組みのアイコンとなるのか(後編)

 

2月
– DESIGNER’S FILE 2014 への掲載 –

プロダクトデザイナーやインテリアデザイナーのカタログ年鑑のような書籍である『 DESIGNER’S FILE 2014 』へ掲載されました。

3月
– ITメディアMONOist 記事執筆 –

1月に執筆したダイハツコペン、6月の正式発売に向け報道向け技術説明会が開催され、出席してきて感じたことを執筆いたしました。

◆見えてきた新型「コペン」のカタチ

 

– SLRマクラーレン プロジェクト –

メルセデス・ベンツ SLRマクラーレンをベースとする、カスタマイズカー開発プロジェクトにおいて、デザインディレクションを担当いたしました。完成車両は某国へ渡るとか。

 

4月
– マテリアル・ガーデンへキュレーターの一員として参加 –

プロダクトの創造に関わる企画者、デザイナー、技術者などの方々が「素材+活用」の新たな視点に出会える場として運営されているライブラリーである、マテリアルガーデン。2014年4月の展示リニューアルのタイミングにてキュレーター陣の一員として参加することになりました。

最近ワタシ自身がもの作りに関わる中で気になっている、「余白のあるものづくり」というテーマに絡め、表面処理の手法として、アナログのプロセスとデジタルの切削加工を組み合わせて使うという意図からの試作品制作を行い展示しています。

マテリアルガーデンは常設ですが、予約公開制のライブラリーとなっております。興味を持たれた方は、ひとまずワタシまでお問い合わせ下さい。→お問い合わせフォーム

 マテリアルガーデン

 マテリアルガーデン:現在の展示品

 

5月
– IDINGPOWER BMW用鍛造アルミホイール発売 –

商品開発におけるディレクションを担当した商品が発売となりました。少量生産・小ロット生産へのトライも含めた、鍛造技術とマシニング加工を組み合わせて開発した鍛造アルミホイールです。

デザイン(意匠)の他、量産へ向けての設計者との作り込み、収益計画といった商品開発プロジェクト全体の進行係的な役割を担当いたしました。

BBSジャパン株式会社様(設計および製造)との共同開発品です。

 

2013_BMW_Wheel19b 12

ホイール装着例 : E92-M3

< 商品ページ → >

 

 

5月
– 某百貨店バイヤーセミナー講師 –

とある百貨店グループ企業様のバイヤー向け社内セミナーにて、講師を担当させていただきました。

・3Dプリンティングを始めとした、最近のもの作りの環境について
・デザイナーの仕事について
・「余白あるものづくり」ということについて

といった内容にらしさ作りなども絡めながら話しをさせていただきました。

セミナー当日は、ワタシの講義の後のコマである、グループディスカッションにも参加させていただきました。参加者の各バイヤーさんが、それぞれ自分が担当した商品を持ち寄りプレゼンしつつ、グループメンバー間で今後へ向けての方向性やキーワードなどのディスカッションするというものだったのですが、その様子を聞かせていただいていると、さすが日頃からモノをよく見ている方たちだけあって、自分が担当したモノへの思い入れだけなく、他のグループメンバーの商品についても活発に発言していたのは好印象。バイヤーさんなので作る側の人とは少し違うけれど、雰囲気としては以前におもちゃメーカーさんの社内研修でコンセプトメイク講座をやらせていただいたときと、どことなく似た空気感を感じました。

惜しむらくは、らしさについてのディスカッションがあると、よりいいなぁと思いましたが、これは数十分の持ち時間内でそこまでディスカッションを進めるのは難しいというのはありますね。2つの文化を持つ百貨店が合併してできた百貨店グループなので、それぞれの「らしさ」から商品とそれを取り巻く顧客体験のありかたをディスカッションしてもらうというのも、色々なキーワードがでてきそうです。

プロダクトデザインを中心に仕事をしていると、日頃のお付き合いが多いのは、製造業の方々ですが、ものづくりに作る人だけでなく売る人も初めから巻き込みたいと考えているので、今回のようなバイヤーの方々を前にしたセミナー講師は、ワタシ自身も興味深い体験となりました。

 

ブログで紹介できるプロジェクトは一部ですが、デザインを中心に置きつつ、つくること、伝えること、デザインをきちんと使うことといった辺りでぐるぐると仕事をしています。6月からは、新たなクルマ関連のプロジェクトもじわりと動き始めました。こちらも楽しみです。執筆記事関連の仕事も引き続きいくつかいただいています。頭の中の考えを文章で表現する仕事は、ビジュアルで考えるデザインの仕事とは異なる思考の機会となるので、こちらも楽しみつつ。(とはいえ、文章を書くのは遅い方なので、その時々は締め切り間際に苦しむのですが… 笑)

基本的に黒子仕事なので公開できるプロジェクトは少ないですが、最近はブログや色々なところで書いたコラムなどを読んで、仕事のお問い合わせをいただくことがボチボチと出てきた印象です。

まだまだ小さな動きだけど、先月の百貨店バイヤーさんを対象にした仕事など、従来とは異なる新しい出会いや仕事をご一緒する機会になってきていて、これも面白い流れだなぁと思っています。

 

 

林田 浩一
( Twitter: http://twitter.com/k_hayashida 
( Facebook: http://www.facebook.com/koichi.hayashida )

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