電動車いすユーザーのより自立した暮らしにおいては、屋内で使用する車いすはコンパクトなことが望まれます。また、1日中利用する車いすユーザーにおいては、座席と身体のズレ軽減や体圧分散や血圧調整のために姿勢変換が必要する方も多数いらっしゃいます。ユーザーの暮らしの質向上という面では、これらのことを『必要な時に自力でできる』ことは、ユーザーにとって大きな価値であり、その様な場面において電動のティルトやリクライニング機構は極めて有効な助けとなります。しかし機構要素が増える分そういった車体は、大きく車量も重い製品がほとんどで、ユーザーからは在宅環境下で使い勝手のいい製品を求める声が出ていました。今回屋内での使用性に重点を置き、移動の為だけの道具ではなく、ユーザー自身が自分でできる自由度を増やすことでのQOL向上を支援すべく、座位変換機構を備えた軽量コンパクト電動車いすを開発しました。
既存市場には存在しない電動のチルト/リクライニング機構を備えつつ、世界最軽量級50㎏という特徴をカタチでも表現することで、アイコニック印象としています。
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